ディジタル回路とは、0と1の2つの状態しか取り扱わない回路のことで、多くの場合、0は「OFF」、1は「ON」に対応させる(0と1と「OFF」と「ON」の対応は逆でも良い)。アナログ回路が連続的な情報を取り扱うのに対し、デジタル回路は離散的な情報を取り扱う。ディジタル回路は、論理演算を行うことで、ディジタル信号を処理する。論理演算とは、2つの論理値(0または1)を組み合わせて、新たな論理値を導き出す演算である。
ディジタル回路の基本的な論理回路には、AND回路、OR回路、NOT回路の3種類がある。AND回路は、2つの入力信号がどちらも1の場合に、出力信号が1になる論理回路、OR回路は、2つの入力信号のうちいずれかが1の場合に、出力信号が1になる論理回路、NOT回路は、入力信号が1の場合に、出力信号が0になり、入力信号が0の場合に、出力信号が1になる論理回路である。これらの基本的な論理回路を組み合わせることで、様々な機能を実現することができる。
ディジタル回路は、コンピュータ、スマートフォン、家電製品など、様々な電子機器に使用されている。

ディジタル回路の基礎 目次

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参考文献

天野英晴 ディジタル設計者のための電子回路 2004年

松田 勲 、 伊原 充博 ディジタルIC回路の基礎 1999年