演習(制御工学)
9. ARMAモデル

ARMAモデルは、時系列データを扱うときによく使われるモデルで、データの自己相関やランダムなノイズを考慮して、将来の値を予測するのに役立つ。ARMAモデルは、以下の2つの要素を組み合わせたモデルである。・AR(Auto- […]

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演習(制御工学)
8. 離散時間システムの応答

※離散時間システムの応答に関しては、5. 離散時間システムの応答、9. 離散時間システムの構造を参照願います。 8-1. 固有値が正または零の実数 固有値\(\lambda_i\)が正または零の実数のとき、\(\lamb […]

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演習(制御工学)
7. パルス伝達関数

※離散時間系に関しては、 4. 連続時間システムの離散化 を参照願います。 7-1. 差分方程式からパルス伝達関数へ 離散時間システムの差分方程式が式(1)で与えられている。このシステムのパルス伝達関数を求めよ。$$y( […]

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演習(制御工学)
6. Z変換の演習

※\(\mathcal{Z}\)変換に関することは 2. Z変換法 を参照願います。 6-1. 指数関数の\(\mathcal{Z}\)変換 指数関数\(x(t) = e^{\alpha t},\; t \ge 0\) […]

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演習(制御工学)
5. 定常特性

※定常特性に関しては、27. 定常特性と内部モデル原理 を参照願います。 5-1. 定常位置偏差の計算 フィードバック制御系の開ループ伝達関数\(L(s)\)が式(1)で与えられているとき、目標値が大きさ\(5\)でステ […]

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演習(制御工学)
4. システムの安定判別

4-1. 安定なシステム 特性方程式が式(1)のとき、このシステムの安定判別を行え。$$s^5 +8s^4 + 25s^3 + 40s^2 + 34 s + 12=0 \;\;\; \cdots (1)$$ 解答例: 式 […]

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演習(制御工学)
3. 過渡特性

3-1. オーバーシュートする要素の時間応答 式(1)の伝達関数の単位ステップ応答を計算せよ。また、\(T_1 = 1,\;T_2=2,\;T_3=0.5,5,10\)としたときの、極と零点の位置、ボード線図と時間応答を […]

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演習(制御工学)
2. 周波数応答

2-1. 1次遅れ要素のベクトル軌跡 次の式で示す1次遅れ要素のベクトル軌跡を作成せよ。$$G(s) = \frac{3}{1 + 4s}$$ 解答例:1次遅れ要素のゲインと位相を求める。\(s \to j\omega\ […]

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演習(制御工学)
1. 伝達関数と時間応答

1-1. インパルス応答から伝達関数 インパルス応答が、$$y(t) = 4e^{-2t} + 3e^{-5t}$$であるとき、システムの伝達関数を求めよ。 解答例:インパルス応答が\(y(t) = 4e^{-2t} + […]

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基礎制御工学
8-3. 熱伝導方程式

熱伝導方程式は、物体内の温度分布の時間変化を記述する偏微分方程式である。熱の伝わり方を理解し、予測するために不可欠なツールであり、工学、物理学、材料科学など、さまざまな分野で応用される。制御工学では、温度制御や熱管理が必 […]

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基礎制御工学
8-2. エネルギーとハミルトニアン

ハミルトニアンは、「物理系のエネルギーを表し、運動を決定する最も基本的な関数」であり、解析力学から量子力学・統計力学に至るまで幅広く適用される概念である。 エネルギー エネルギーとは、物理系が持つ 運動の能力を表す量 で […]

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基礎制御工学
8-1. ラグランジュ力学

ラグランジュ力学は、ニュートン力学をより一般化し、洗練された数学的表現で記述する手法 で、特に、複雑な系(剛体、電磁場、相対論、量子力学) に適用できる強力なフレームワークである。 ラグランジュ力学の基本 一般化座標 ニ […]

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電気数学
24. 固有値と固有ベクトル

行列の固有値と固有ベクトルは、線形代数での重要な概念であり、2次形式の標準形、機械学習、信号処理、物理学など幅広い分野で応用される。 固有値 行列 \(A\)に対して、式(1)の条件を満たすスカラー \(\lambda\ […]

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ロバスト制御
6. 制御数学基礎Ⅳ

周波数領域での\(H_\infty\)ノルム 虚軸上で二乗可積分な複素ベクトル\(x(j \omega)\)全体に内積を$$\langle x,y \rangle = \frac{1}{2 \pi}\int_{-\inf […]

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ロバスト制御
5. 制御数学基礎Ⅲ

※状態フードバックやオブザーバについては、システム制御の14. 15. 16. 17.を参照願います。 状態フィードバック、オブザーバと二重既約分解 制御対象は、式(1)で示すように厳密にプロパーとする。$$G(s) = […]

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ロバスト制御
4. 制御数学基礎Ⅱ

内部安定の定義 図1のようにプロパーな制御対象\(G(s)\)とプロパーな制御器\(C(s)\)からなる閉ループ系の安定性を考える。ただし、\(\text{det}|I-CG| \neq 0\)と仮定する。このとき、\( […]

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ロバスト制御
3. 制御数学基礎Ⅰ

伝達関数の表現と演算 状態方程式と出力方程式を式(1)とする。$$\dot{x} = Ax + Bu,\quad y=Cx + Du \;\;\; \cdots (1)$$このとき、システムの伝達関数は、式(2)の各種形 […]

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ロバスト制御
2. \(H_\infty\)制御問題の定式化

\(H_\infty\)制御問題は、適当に定義された外乱\(w\)と制御量\(z\)の間の閉ループ伝達関数\(G_{zw}(s)\)に対して、$$\|G_{zw}\|_\infty \lt \gamma$$として、閉ルー […]

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ロバスト制御
1. \(H_{\infty}\)制御の概要

フィードバック制御と目的 図1はフィードバック制御系の基本構成図である。予定する基準動作を目標値\(r\)、実際の動作結果を制御量\(z_0\)、両者の差を偏差\(e\)といい、制御器\(C\)はこの偏差\(e\)の情報 […]

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電気数学
23. テンソル(ベクトル解析)

テンソルは、多次元データを表す数学的な構造であり、スカラー、ベクトル、行列を含む一般化された概念である。簡単にまとめると、多次元配列を一般化した概念で、イメージとしては、スカラー、ベクトル、行列をさらに高次元にしたもので […]

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